家族葬の費用のことを書きましたが、
この中にお寺の費用が入っていないのは、
夫の姉宅がお寺だからです。
住職の義兄はすでに亡くなっていて、甥が後を継いでいます。
義兄宅のお寺は宗派が違うのですが、
両親の仏壇を引き取った時からずっと、
お盆には甥に法要に来てもらっていました。
宗派が違うのは気になっていましたが、
つき合いもあるので。
夫の葬儀の時も、
身内である甥に法要をお願いしました。
なので、別費用なのです。
甥にお願いしたのはそれまでのつき合いもありますが、
義姉にとっては弟の葬儀ですから、
身内価格で行ってくれるだろうという思いもありました。
葬儀場の打ち合わせの後で、
義姉から「お布施はね」と話しかけられました。
ぼんやりしていた私に、「お布施って知ってるでしょ?」
「はい」と答えると、
「初七日までで40万だから」と。
その時はぼんやりしていて、そんなものなのかと思いました。
封筒にお布施を準備した時に、
改めて40万円のお札の厚みに気がつきました。
そんな現金を扱ったことは初めての気がします。
後々、友人や姉妹に聞いたところ、
身内なのに、と憤慨されることが多かったです。
葬儀でのお布施の相場は10万から50万と幅広いようです。
義姉宅の宗派ではそれが相場なのかもしれません。
または、義姉と我が家の経済感覚の違いなのかもしれません。
未だに義姉の真意は計りかねています。
四十九日からは、
納骨堂のある本来のお寺に法要を移しました。
そのことはまたの機会に書こうと思います。