お盆なので、車で小一時間ほどの納骨堂へ行って来ました。
運転中はラジオか洋楽を聴くことが多い私ですが、
こんな日だけは夫の好きだった、さだまさしの曲を流します。
特に『無縁坂』は、カラオケでも歌ったりするほど、
夫が好きだった歌です。
改めて聴くと、やはり良い歌です。
夫の両親は、夫が中学生の頃に離婚しているので、
多感な少年時代をどのように過ごしたのか、
私にはうかがい知れません。
それでも、私がため息をつくのをとても嫌がって、
「おふくろがため息をつくのがイヤだった」と、
心中を吐露してくれたことがありました。
それからは私も、できるだけため息はつかないように気をつけたものです。
この『無縁坂』の歌を、
夫はどのような気持ちで聴いていたのか。
母親を恋う気持ちと憎む気持ちと。
けれど今は、きっとあの世でお母さんと幸せに暮らしているでしょう。