題名から単なるラブコメと思いましたが、
観てみると全然違いました。
夫を亡くし一人で幼い娘を育てているヘス(ユイ)。
食品会社の次男ジフン(イ・ソジン)。
偶然の事故で知り合った二人だったが、
夫の残した借金返済に追われるヘスと、
生みの親の肝移植のために配偶者が必要なジフンの、
利害関係一致のためだけの契約結婚。
子供を安全に育てるためには、
悪魔にだって魂を売るという強い母親の気持ちは、
私は理解できます。
周りに何と思われようと一切の釈明をしない強さと、
相手を思うが故の冷淡な態度に徹する優しさ。
それを表現する女優・ユイさんの演技に圧倒されました。
イ・ソジンさんもユイさんも、
特に好きな俳優では無いのですが、
韓国の俳優さんのレベルの高さを思い知ります。
大切なのはまだ見ぬ未来ではなく、
今この瞬間なのだと教えてくれる、素晴らしいドラマでした。