乗客5000人を乗せた豪華宇宙船は、
目的地の惑星までの120年間を冬眠状態で運ぶ。
ところが、乗客のひとりジムだけが冬眠装置の故障により
90年も早く目覚めてしまう。
エンジニアであるジムは工具を駆使して宇宙船内を隈無く調べるが、
目覚めているのは自分ただ一人であることを知り絶望する。
豪華宇宙船内にはプールやジム、映画館、自動レストランなど
あらゆる設備が整っており、
生活には困らないものの、話し相手はロボットのバーテンダーのみ。
次第に自堕落に陥っていくジムだったが、
ある日冬眠中の乗客の中に美しい女性を見つけ、
葛藤の末彼女オーロラの冬眠設備を壊して目覚めさせてしまう。
やがて二人は愛しあうようになるのだが、
ふとしたことでジムがオーロラをわざと巻き添えにしたことがわかってしまい、
怒り狂うオーロラ。
ラストシーンが感動的だった。
どんなに豪華な設備でも、
地球を地球足らしめているのは緑(植物)🌱なんだなーと、
改めて身の回りを眺めている。