Amazonプライムビデオで、
中国SFドラマ『三体』を観ました。
相次ぐ科学者の謎の自殺をうけて、
捜査のために訪れた警官・史強と事件究明にあたる、
ナノ素材研究者・ワンミャオ。
自殺した科学者の全てが関わっていた研究機関「科学境界」へ、
潜入するワンミャオ。
ワンミャオと史強は、
「科学境界」の科学者達が参加していたVRゲーム『三体』を体験する。
久しぶりに観たSFドラマでしたが、
ま〜驚きました!
ゲームのことはよく知らないので、
VRゲームというのはゴーグルみたいなのを付けて仮想空間でゲームをするというくらいの認識です。
『三体』では、
ゴーグルはもちろん、指や腕の操作のためのグローブや、
運動機能や浮遊感のための全身装置まで完備して挑みます。
その『三体』ゲーム空間の映像の素晴らしさに息を呑みます。
映画の素晴らしさもさることながら、
ドラマの世界観が凄いのです。
物理というのは、
地球や宇宙の中の一定の法則を見つけ出して公式化するものだろうと思うのですが(難しいことはわかりません😅)、
ドラマの中では、
超文明的な力によってしか説明がつかない現象によって、
物理学者が絶望してしまうのでした。
人類は地球にとって害悪である、という説を聞いたことがあります。
自然環境を破壊して繁栄する人類は、地球のがん細胞と同じとか。
思わず同意しそうにもなりますが、
ラストシーンで警官・史強が訴える「生きる者」の強さに、
心が洗われるようでした。
計算で宇宙を捉えようとする学者達より、
現実を生きる警官・史強にこそ、
生きる希望を貰うのでした。
中国のSF、凄いです。