我ながら変なことを考えていると思うのは、
先日の映画『インフェルノ』
に続いて、
韓国ドラマ『ライフ・オン・マーズ』を観たからだと思います。
2018年、
ソウル警察の冷徹な刑事テジュが捜査中に事故に巻き込まれ、
目覚めると
1988年の地方警察の班長として赴任してきた設定になっていた。
タイムスリップ物というより、
時折聞こえてくる幻聴が、
2018年の病床に眠るテジュへの声かけであることから、
この現実と思っている世界が、
本当に現実なのか、
または現実の自分が見ている夢の中なのかわからないという点。
1988年の猥雑ともいえる職場環境に、
戸惑いながらも温かみを感じていくテジュ。
終盤近く、
現実に戻れたテジュは、しかし心通わせた30年前の同僚を助けるために過去へと。
ラストになっても、
果たしてどちらが本当の現実なのかわからないままで、
オリジナルのイギリスBBCドラマでもセカンド2があるそうなので、
たぶん続編が出るのだろうと思いますが。
それにしても、
ドラマの中で1988年の自分と2018年の自分が、
どちらもあまりにも現実的で、
判断不能という点に、
私の頭がハマってしまいました😶
ものすごくリアルな夢を見ている時、
人はそれが夢だとは思っていないですよね
(たまに夢だとわかる場合もありますが)。
夢から覚めて初めてリアルな現実に気づくのですが、
そのリアルな現実も夢だったとしたら?
もしかして夢だと思っていた方が現実の可能性は?
まさに『胡蝶の夢』状態。
69才にもなって、おかしな妄想が止まらない私でした。