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リアル60代&70代

60才代と、新たに70才代の日々の思い。

篠田節子『失われた岬』感想

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北海道・絶海の岬で消息を絶った友人・清花。

二十歳の娘を残して失踪した清花を心配する美都子。

 

優雅で上品な専業主婦・清花の、謎の変心。

 

さらに、

ノーベル賞作家の失踪にも関わっているらしい岬の謎。

 

 

特殊な自然環境のために隔離された場所の秘密。

 

 

篠田節子の小説は、

 

 

楽園の島といわれる熱帯雨林からの脱出劇を

ずいぶん昔に読んだ時からのファン。

 

 

 

『インドクリスタル』では、鉱石を。

『竜と流木』では、バイオ技術を。

ブラックボックス』では、ハイテク農場を。

 

共通して、

人間が自然を操作したつもりになっている愚かしさを、

表しているような気がする。

 

 

「文明というのは実は容易に滅びの道に通じるものなのです。」

     『失われた岬』より

 

 

“地球を守ろう”とか言うけれど、

地球に守られているのは人間のほうですよね。

 

 

大自然は、

天災などを見るにつけ、

操作するものでなく、畏れ敬うべきものだとつくづく感じる。

 

 

 
 

 

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